遅れているから教え込むのでなく「力が拓く環境」を

「発達の遅れ」や「学習の苦手」が気になると、「どうやったら追いつける?」と考えがちです。

読書をさせてコトバの力をつけようとしたり、
毎朝学校に行く前に文字や漢字の練習をとともに
よさそうな作文の問題集を買ってきたり、
得意なスキルを身につけようと習い事に通わせたり。

でも、周囲と比べて、同じようにできるようにすることに、何かいいことはあるでしょうか。

 

いつまでも人の倍以上の努力を強いられたり、それでも変わらず苦手でいやになったり、
苦行が続き、無気力になっていくばかりではないでしょうか。自分だったら、どうでしょうか。

私たちは、「同じようにできる」ことではなく、

「ひとりひとりの育つ力が拓(ひら)いていくゆにする」ことを支えていきたいと考えます。

A君。言葉ではうまく表現できずイライラするのに、絵を描くときはなんと伸びやかにいきいきとしていることか。

B君。プリントを前にするとしょんぼりしてあくびが出るけど、昆虫を観察しているときはなんと目が輝くことか。
C君。コミュニケーションが苦手で人と関わることを避けがちだけど、好きなことを語るとなると、どれほど積極的になることか。
力を伸ばすには、まずは「そこから」なのです。

 

文字を覚え始める小さな子は、読める喜びでいっぱいです。生活の中で文字を見つけるたびに、「い・な・げ・や」などと自ら読んでいきます。

それが、「勉強」となり、周囲とくらべられはじめると、「うまくできない」と、途端につまらないものになってしまうのは残念です。
「同じように」でなくてもいいじゃないですか。

それよりも、喜びとともに学んでほしいと思います。

 

だから、まずは「好き」「関心」から。

自分のことがわかってきて、「目標」が見えてくると、またモチベーションがちがってきます。

のびーくの教室では、今日も、明るい声が響いています。

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