学校とのよりよい連携のために

こんにちは。まなび舎のびーくの斎藤です。

コロナを心配しながらの3学期でした。

そろそろ「来年度はどんな先生が担任かな」など新年度のことも気になり始める頃かもしれません。

 

保護者の皆さんは、きっと今まで試行錯誤されながら、色々な形で先生方と連携されてこられたことと思います。

そして、皆さんとお話ししていると「先生方は忙しいから」と遠慮されている方が多い印象です。

確かに先生方はもともと膨大な業務の中、コロナ禍の様々な課題もありとても大変です。

しかしながら、先生のちょっと特別な配慮や支援が必要なお子さんがいることも事実です。

保護者も先生も、なるべく我慢や負担を少なくして、子どもたちのためにより良い連携体制を作っていかれたらいいなと願っています。

 

子どもも大人もそれぞれ色々な個性があるので、何が正解!ということはなくて難しいのですが、

今回は特に新年度すぐに始めたい 連携のコツやポイントについてお伝えします。

■今からできること

・現在の担任の先生との連携がうまくいっている場合、次年度の先生への引き継ぎをお願いできるか聞いておく。

その際、現担任の先生の配慮で助かったことや良かったことを感謝とともに伝える。

(先生も褒められるととてもうれしいです)

 その上で、保護者が資料を作った方が良さそうな場合は用意したり、次の先生に子どもと出会う前に読んでおいてほしい資料や本をお渡ししておいたりする。

■なるべく早い段階で先生と少し特別なパイプを作っておく

・新学期初日か2日目に、連絡帳や手紙で子どもについて知っておいて欲しいこと、お願いしたいことを伝える。 

その際「返事は後日で構いません」「一度お電話でお話しできますか」

「面談日を設定していただけますか」「初回保護者会の後お時間いただけますか」など

具体的に書いていただけると、どうしてほしいかが明確に分かり、先生は助かると思います。

 

その上で・・・

 

・しばしば先生とやりとりしたいことが出てきそうな場合は、子どもが毎日使う連絡帳のほかに

もう一冊、先生と家庭との連絡用ノートを用意することを提案する。

 

通常の連絡帳だと、その日のうちに返事を書いて返さなくてはいけませんが、もう一冊別のノートがあれば、先生はゆっくり返事を書くことができます。

また、最近ではwebで連絡を取れる学校もあるようです。子どもを経由しなくてよい安心感や手書きの負担を減らせるメリットもありそうです。

 

・連絡帳より電話で連絡を取り合ったほうが良さそうな場合は、

新年度あらかじめ先生と保護者で「連絡を取り合うなら、この曜日のこの時間帯だと連絡がつきやすい」など決めておくと双方の負担が小さくなりそうです。

■担任の先生以外の連携先も考えておく

・担任の先生以外にも、

学年主任、通級指導教室、支援学級、養護、スクールカウンセラー、専科、校長、副校長など

各先生方の中に話しやすそうな方を見つけて、相談先を複数持っておくと安心できることもありそうです。

 

・コロナ禍で対面の色々が難しい現在ですが、場合によっては面談の際に上記の先生に同席してもらったり、時々子どもの様子を聞かせてもらうようお願いしておいたりすると良い場合もあるかもしれません。

 

いかがでしょうか。

 

次回は、

具体的な配慮のお願いの仕方や連絡帳の活用方法などをご提案できたらと思います。