新カリキュラム➁ 自学コース ~自立に向けた自分らしさの探求~
こんにちは!のびーくのフジタです。
今日は、まなび舎 のびーくのコース改訂で新しくなった「自学コース」についてです。
「自学コース」は、「教科学習・課題学習・自己理解の観点から自ら学ぶ力をつける」を目的としたコースで、
小学校6年から中学2年生までを対象とした「自学コースⅠ」と、中学3年生を対象とした「自学コースⅡ」からなっています。(コースの概要についてはこちらをご覧ください。)
私達、まなび舎 のびーくの講師がこのコースを作った”想い”をお伝えしたいと思います。
のびーくで子どもたちと関わっていると、「立派な人」とはどんな人か、よく考えます。
試験で良い点数が取れる人。
一度決めたことを最後までやり遂げる人。
自分の意見を曲げない人。
悩まず正しいことができる人。
計画的に物事が進められる人。
みんなと同じことができる人。
よく聞く言葉ですね。
ただ自分は、これらは大人が考えた“幻想”ではないかと思っています。
「『みんなと同じ』ができないから、自分はダメ」
「頑張っていても頑張れって言われて、疲れちゃった」
「どこまで出来たら『もういいよ』って言われるの?」
絞りだすように、あるいはぶつけるように、吐き出すように、こうした言葉を長い間聞いてきました。
彼らは大人に認めてもらいたいあまり、上記の“幻想”を“答え”だと思い込み、届かない自分を責めては苦しんできたのだと思います。
まなび舎のびーくは、
苦手を克服するところではありません。
立派な人を作るところでもありません。
失敗する。立ち止まって悩む。 「苦しい」「頑張れない」と声をあげる。
一休みする。よそ見をする。 隠れた自分を探す旅をする。
子どもたちが安心して成長に必要な寄り道ができる「安全地帯」でありたいと思っています。
この度、新カリキュラムとコース改訂により新設された【自学コース】はそんな思いから生まれた、高学年対象の新しいコース です。子どもたちの学びの自立をサポートしていきます。
この「自立」は、なんでも自分一人でするという意味ではありません。
「自分がどうしたいのかを自分で決めていける」ということです。
自分主体の人生を歩むため、自分はどうしたいのか、何をすべきなのか、
そのためにはどんなサポートが必要なのか、
サポートをお願いすることも含め、自分の行動を選択していける人になってほしいと思っています。
そして、厳しいことですがそれは自分で自身の行いに責任を持つということも意味します。
【自学コース】が他コースと異なるところは、 他コースが本人・保護者の希望、日頃の様子や心理検査結果などから講師が課題や内容を提案したり、環境設定したりするのに対し、
【自学コース】は子どもと講師が話し合って課題や目標を設定し一緒に活動をするところです。
課題は中学校の教科学習に限りません。 学校では追究困難な発展的な課題や小学校単元の復習課題、 関心のある分野に挑戦する自由課題、将来の進路選択、対人コミュニケーション、生活面での困りごとなど、人によって様々です。
心理的な安心・安全が確保された場でこれらの課題を行う中で、 自分自身のことや他者との関わり方を学んでいきます。
また、課題を進める中でぶつかった壁に注目し、 困難への向き合い方や対処の仕方などを一緒に模索することで、 社会の中で自立するための「自分らしさ」を探求していきます。
“人間は考える葦”であり、それは子どもたちも同様です。
私達、まなび舎 のびーくの講師は子どもたちの可能性を信じていますし、 きらきらと輝く姿はもちろん、立ち止まり悩む姿も尊重されるべきだと思っています。
この教室を離れた後も、どんな自分も認める ことができ、前を向けるように。
そしていつか、同じように苦しむ子と出会ったときに、手を差し伸べられるように。
一緒に充実した時間を過ごしましょう!
待っています!
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