自分軸を持とう ~肯定も否定もしない対話~

こんにちは。のびーくのニハシです。

まなび舎 のびーくの個別指導は、生徒と先生一対一で行う完全マンツーマンです。
そのため、対話の時間が多くなっています。
子ども達は「おしゃべり」と思っているかもしれませんが・・・(笑)
その時間も大切なコミュニケーションの時間であり、自己理解を深める時間でもあります。

先日、「調べもの学習」に取り組んでいる時、
自分の大好きなその動物が漢方薬の材料のため乱獲されていることを知り、
生きもの好きのその子は、
「なんで、薬のために動物をつかまえるんだよ。やめてほしいよ。」と憤りを隠せません。
私自身も生きものが好きなので、その気持ちはよくわかります。「ほんとだよね!」と全面的に賛同したい気持ちでいっぱいです。
でも、「なるほど。」とその気持ちを受け止めるにとどめ、
「どうしてその人達は、薬のためにその動物を捕まえるのかな?」と質問してみました。

生徒:「え?なんでかな。お金がほしいのかな。」
私 :「どうして、お金がほしいのかな。」
生徒:「いい暮らしがしたいんじゃない?」
私 :「そうね。」

質問を進めながら、考えを深めていきます。
生徒:「でもさ、お金がほしいなら、他のお仕事すればいいじゃん。そんないけないお仕事しなければいい。」
私 :「なるほど。」

まなび舎 のびーくの個別指導では、子どもが考え、伝えることを、まずは否定も肯定もせず「受け止める」ようにしています。
なぜなら、まずは常識や価値観にとらわれずに自分で考え、伝えてほしいからです。
もし、子どもが伝えてくれたことに「それは違う!」「その通り!」と講師の価値観だけで答えてしまったら、世の中の色々な考えに触れていない子ども達は、その価値観を基準にしてしてしまうかもしれません。
伝える時はあくまでも、「私の考えだけど。」と必ず前置きをしています。

世の中には色々な考え方があります。
物事や行動には色々な見方があります。
自分の側からだけではなく、色々な視点から考えてみてることが大切です。
その経験を、できるだけたくさん、教室の対話の中で積んでもらえるようにしています。

「正解」があるわけではない「お互いの考え」の交換を通して、相手を説得しようとしたり、相手から説得されたり、そうやって、社会の中で自分らしくいられる「自分軸」を見つけてほしいと思っています。

子どもの考えは本当に柔らかくて新鮮!
何十年も生きてきた私自身の価値観が覆ることも・・・。
だから、私も子どもとの、この”対話”の時間が楽しみです!

 

 

 

 

 

 

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