「お星さまだね☆」~”楽しい”を共有する~

こんにちは。まなび舎 のびーくのニハシです。

7月7日、七夕ですね☆
のびーくハウスにも、先週から、皆のお願い事の詰まった短冊が吊るされた笹が、飾られています。

先日授業に来たAさん。
授業の後に「つきの部屋」でのんびりするのを楽しみにしています。

その日も「つきの部屋」にやってきて、「はっ!」と何かに気付いて、すたたたっと部屋を出ていきました。
「Aさん、どうしたの?のんびりしないの?」慌てて追いかけると、
のびーくルームにあった笹をよいしょ、よいしょと運ぼうとするAさん。。。

私  :「どこに持っていくの?!」
Aさん:「これ、持って。こっち。。」

と「つきの部屋」へ。。。

Aさん:「ここ、おいて。」
私  :「はい。おいたよ。何するの?」

するとAさん、床にごろんと横になって、つきの部屋の天井にぶらさがっている月と星をみながら、
「お星さまだね!七夕だね!」
とにっこり。
そうかぁ!それがしたかったんだね!

言葉で伝えることがちょっと苦手なAさんは、周りにある物を動かしたり、絵を描いたりして、自分の好きなことを伝えてくれます。
コミュニケーションというと、楽しいことがあったとき、「こんなことがあったよ!」と話し、相手とその時の気持ちを共有する、と考えがちですね。
でも、「話して伝える」以外にも、こんな気持ちの共有の仕方があるんです。
これも「コミュニケーション」の形のひとつです!

教室では「ことばの学習」をしていますが、
「ことば」の前に「伝えたい気持ち」があることを大切にしたいですね。
それぞれの伝え方で、色々な気持ちを共有したいですね。

その日はその後、「つきの部屋」でAさんとのんびり”星空”を眺めました。
Aさんの笑顔も星に負けないくらいキラキラしてました☆
みんなの願いが叶いますように☆☆