「ほめられたら、うれしい!」

こんにちは。まなび舎 のびーくのニハシです。

さて、みなさん!
最近、褒められたことはありますか?
どんなことを褒められましたか?

今日は、普段、教室で一緒に学んでいる子ども達にハッとさせられたことをお話します。

教室に通い始めて4年目のBさん。色々なことを記憶することが難しく、1つの学習ができるようになるまで時間がかかります。これまで、スモールステップでコツコツと頑張ってきました。

覚えること、思い出すことが難しいBさんは、作業の途中で次のステップを忘れてしまうこともしばしば。
たとえば、さっきまで覚えて書いていたひらがなも、少し話をすると途中で忘れてしまいます。
そのたびに「ダメだ。。。わすれちゃったぁ。」と落ち込みます。
「大丈夫、大丈夫。ここまではできたね!次はこうだよ。」と声をかけると、
Bさんは「うん。やればできるよね。わたしできるよね。」と自分を励まし、また頑張ります。
ひらがなを全部を覚えるのに1年以上かかりましたが、コツコツと頑張れたのは、焦らず自分のペースで、自分の力を信じようという気持ちがあったからかなぁ、と思います。その頑張りと根気強さには頭が下がります。

ある時、長い間コツコツと積み上げていた学習が一人で上手にできたことがありました。
私もとても嬉しく、「Bさん、できたね!すごい!上手!」と拍手しながら喜んで伝えると、

「やったぁ!ほめられたら、うれしい!
「私は、ほめられたら、うれしいの!」と満面の笑み。

ほめられたら、うれしい・・・。
その言葉にハッとしました。

そうか。そうだよね。ほめられたらうれしいよね。。。

普段の学習で、子どもの頑張りを見逃さずに声をかけているつもりでしたが、
ついつい、力が入り、頑張ってほしくて、「がんばれ」の声かけだけになっていなかったか、、
「心からほめる」気持ちを忘れてしまっていなかったか、、、
改めて考えなおすきっかけになりました。

「その服、素敵ですね。○○さんにすごく似合ってますよ!」
「お母さんの作る△△美味しいね!だいすき!」
「○○さん、この間の資料わかりやすかったです!」

大人も、ほめられたらうれしい!
子どもも、ほめられたらうれしい!

子どもにとって、苦手なことに向かい合うことは、
”あたりまえに頑張れること”ではなく、
「えいっ」と心に力を入れなければならないことなのです。

頑張ってほしくて、ついつい「がんばれ」の言葉が先に出てきてしまいがちですが、
「すごい!」「上手!」「いいね!」と心からのほめ言葉が、
「えいっ!」と心に力を入れるエネルギーになります。

「ほめられたら、うれしい!」
本当にそのとおりですね!